慶長9年(1604)伊達成実が福島県信夫郡小倉村(福島県福島市)にあった伊達家菩提寺陽林寺から父実元の位牌を奉じ、萬松山雄山寺を開創した。正徳2年(1712)年に逝去した3代仙台藩主伊達綱宗の戒名に寺名が入っていることを憚り、雄山寺を大雄寺と改めた。元文元年(1736)に寺内より出火し、本堂はじめ一切を焼失した。伊達家霊屋は離れた場所にあり焼失を免れた。文政2年(1819)に仮本堂、庫裏、山門が建立されたが、当時の財政状況からもかつての規模には再建できなかった。現在の山門はその時に建てられた楼門であり、江戸時代後期のもので亘理町指定文化財となっている。
境内の高台には亘理伊達家歴代墓所が並び、その一角には3つの霊屋があり、初代伊達成実、成実の父実元、5代実氏の霊屋がある。周辺には歴代領主や夫人などの墓所があり、藩政時代の領主などの霊屋、墓所が一か所にまとまっているのは仙台藩内でも数少ない例である。
所在地 | 〒989-2361 宮城県亘理郡亘理町字泉ケ入91 電話0223-34-7796 FAX0223-34-7710 |
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